ビジネス・経営

ビジネス能力検定ジョブパス3級の合格率・難易度・受験者数

公開: 2026-06-10更新: 2026-06-10令和7年度後期(2025年12月)試験まで反映。受験者数・合格率はペーパー方式のみ(CBT方式は級別非公表)。2026年度後期日程は未発表(2026年6月時点)

ビジネス能力検定(B検)ジョブパス3級は、一般財団法人職業教育・キャリア教育財団が実施する文部科学省後援の検定試験です。あいさつ・敬語などのビジネスマナー、指示の受け方と報告・連絡・相談、ビジネス文書、表やグラフの読み取りといった「仕事の基本」を客観的に測る内容で、就職を控えた専門学校生・大学生を中心に受験されています。100点満点中70点以上で合格する絶対評価で、合格率は例年7〜9割です。

実施団体
職業教育・キャリア教育財団
一般財団法人。文部科学省後援の検定試験
受験資格
制限なし
どなたでも受験可。就職を控えた学生の団体受験が中心
受験料
3,800円(税込)
2026年度から改定(旧3,000円)。2級との併願可
試験形式
多肢選択式
100点満点・60分。ペーパー方式(年2回)とCBT方式(通年)
合格率
76.8%
2025年度・ペーパー方式(受験者8,306名)。例年72〜91%で推移
勉強時間の目安
20〜30時間
編集部目安。社会人経験があればより短時間でも到達可能

合格率の推移

050100%90.8最低 75.176.8%2025年度13141516171819202122232425

データ出所: 一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)ジョブパス受験状況(2017年2月27日時点・Wayback Machine保存版=平成25〜28年度分)」(取得 2026-06-10)。職業教育・キャリア教育財団が公式サイト「ジョブパス受験状況」で公表するペーパー方式全国一斉試験(前期・後期)の3級実受験者数・合格者数を年度(当年4月〜翌3月実施分)で合算し、合格率=合格者計÷受験者計で当サイトが算出。通年実施のCBT方式(2015年度導入)の結果は級別に公表されておらず、含まない。2019年度以前はWayback Machine保存の同ページから収集。横軸は年度(例: 25 = 2025年度)。

受験者数の推移

05,00010,00027,7058,30613141516171819202122232425

データ出所: 一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)ジョブパス受験状況(2017年2月27日時点・Wayback Machine保存版=平成25〜28年度分)」(取得 2026-06-10)。実受験者数の年度合計。

直近の試験結果

実施月申込者数受験者数合格者数合格率
令和7年度後期2025年12月3,9033,5132,58873.7%
令和7年度前期2025年7月5,0704,7933,78779.0%
令和6年度後期2024年12月4,5014,1483,76490.7%
令和6年度前期2024年7月4,8694,5833,61078.8%
令和5年度後期2023年12月4,9894,5743,37573.8%
令和5年度前期2023年7月5,7615,3794,61485.8%

ビジネス能力検定ジョブパス3級とは

前身の「ビジネス能力検定(B検)」は1994年度(平成6年度)に始まった歴史ある検定で、2013年度に現在の「ビジネス能力検定ジョブパス」へ全面リニューアルされました。旧制度から通算したペーパー方式の出願者は累計123万人を超えます。「B検」「ジョブパス」はどちらも同じ試験を指す呼び名です。

級は1級・2級・3級の3段階で、3級は入門級にあたります。キャリアと仕事へのアプローチ、仕事の基本となる8つの意識、コミュニケーションとビジネスマナーなど、入社前に身につけておきたい基礎を幅広く問う構成で、学校単位の団体受験のほか、内定者・新入社員の研修にも使われています。

試験は年2回(前期7月・後期12月)の全国一斉ペーパー方式(マークシート)と、通年実施のCBT方式(コンピュータ上で解答する方式)の2本立てです。2・3級のペーパー方式は学校・企業単位の団体出願のみのため、個人で受験する場合はCBT方式を利用します。

公式が級別の受験者数・合格率を公表しているのはペーパー方式のみで、本ページのチャートもペーパー方式の集計です。3級のペーパー方式受験者はジョブパス初年度の2013年度(約2.8万人)から減少傾向にあり、2025年度は約8,300人ですが、これには2015年度に導入されたCBT方式への移行分も含まれる点に注意が必要です。

試験概要と日程

実施団体一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(運営: 同財団 検定試験センター)
試験科目ビジネスとコミュニケーションの基本、仕事の実践とビジネスツール
合格基準100点満点中70点以上(2級は65点以上)
試験形式多肢選択式・100点満点・試験時間60分。ペーパー方式は全問マークシート(大問7問構成)、CBT方式はコンピュータ上で解答。電卓は使用不可
実施回数ペーパー方式 年2回(前期7月・後期12月の日曜・全国一斉)+CBT方式 通年
今後の日程試験日申込期間
2026年度前期(ペーパー方式)2026年7月5日2026年4月1日2026年5月22日
2026年度 CBT方式2026年4月1日〜2027年3月25日(通年)2026年3月16日

2026年度後期(ペーパー方式・例年12月上旬実施、出願は例年9月頃開始)の日程は未発表です(2026年6月時点)。CBT方式の申込は受験希望日に応じて随時受付。受験の際は必ず公式サイトで最新の日程をご確認ください。

出題範囲と出題傾向

出題範囲は「ビジネスとコミュニケーションの基本」(キャリアと仕事へのアプローチ、仕事の基本となる8つの意識、ビジネスマナー、指示の受け方と報告・連絡・相談、話し方と聞き方、来客応対・訪問マナー)と「仕事の実践とビジネスツール」(仕事への取り組み方、ビジネス文書、電話応対、統計・データの読み方とまとめ方、情報収集とメディアの活用、会社を取り巻く環境と経済、ビジネス用語)の2分野です。

実際の試験は大問7問構成(令和7年度後期の実物試験問題より)で、全問マークシートの多肢選択式。用語の知識を単純に問うだけでなく、職場での会話ややりとりを題材にしたケース型の設問、表・グラフを読み取って答える設問が含まれるのが特徴です。経済や時事に関わるビジネス用語も出題されるため、ニュースへの日頃の目配りが得点につながります。

100点満点・70点以上の絶対評価で、受験者全体の平均点は例年76〜84点台と合格基準を上回っています。公式テキスト「要点と演習」に沿って基本事項を押さえ、公式サイトで無料公開されている過去問題(直近3年分)で形式に慣れれば、十分合格点に到達できる試験です。

難易度と勉強時間

合格率は年度により72〜91%と幅がありますが、おおむね8割前後で推移しており、受験者をふるい落とす試験ではなく「仕事の基本が身についているか」を確認する試験です。2025年度はペーパー方式で受験者8,306名・合格者6,375名・合格率76.8%でした。

勉強時間の目安は20〜30時間(編集部目安)。公式テキスト1冊と過去問演習で対策でき、ビジネスマナー研修や社会人経験のある人なら、より短時間でも合格レベルに届きます。

注意点として、回によって平均点が低めの回(例: 2022年度前期は平均75.9点・合格率73.2%)があり、合格率9割の回と比べると差があります。「簡単だから無対策でよい」と油断せず、苦手分野(特に統計・データの読み取りやビジネス用語)を過去問で確認しておくのが確実です。

取得後のキャリアと活かし方

文部科学省後援の検定のため、履歴書の資格欄に記載できます。専門学校・大学の就職指導やキャリア教育で広く採用されており、就職活動を前に「ビジネスマナーや仕事の基本を学んだ」ことを客観的に示す材料になります。

入社後は上位級へのステップアップが用意されています。2級は中堅社員レベルで企業活動の理解・問題解決・クレーム対応など(90分・65点合格)、1級は全問記述式で論理力・発信力・マネジメント力が問われます。3級と2級は併願も可能です。

ビジネス系の他の検定(ビジネス実務法務検定、ビジネスコンプライアンス検定など)と組み合わせると、ビジネスの基礎+法務・コンプライアンスというかたちで知識の幅を示せます。

3級入門級。ビジネスマナー・報連相・ビジネス文書など仕事の基本(60分・70点合格)。就職前の学生〜新入社員レベル
2級中堅社員レベル。企業活動の理解・問題解決・クレーム対応・プレゼンテーションなど(90分・65点合格)。3級と併願可
1級全問記述式。論理力・発信力・マネジメント力を問う最上位級。CBT方式で年2回(9月・2月)実施

試験制度の主な変遷

  • 旧「ビジネス能力検定(B検)」開始

    平成6年度に前身の旧制度試験が開始。以降ペーパー方式の出願者は累計123万人超(旧制度+ジョブパス通算)

  • 「ビジネス能力検定ジョブパス」へ全面リニューアル

    平成25年度前期(2013年7月)から現行の「ビジネス能力検定ジョブパス」として実施。旧制度(平成7年〜24年)の受験状況は公式サイトで別掲。同年度から1級にCBT方式を導入

  • 2級・3級にCBT方式を導入

    平成27年度から2級・3級で通年受験が可能に。個人受験はCBT方式に集約されている(ペーパー方式は団体出願のみ)

  • 令和2年度前期の2・3級試験が中止

    新型コロナウイルス感染拡大の影響で前期(7月)の2・3級ペーパー方式が中止。後期(12月6日)は実施された

  • 受験料を改定

    2026年度から3級は3,000円→3,800円、2級は4,200円→5,000円(いずれも税込)に改定

よくある質問

ビジネス能力検定ジョブパス3級の合格率はどのくらいですか?
ペーパー方式で例年72〜91%、直近の2025年度は76.8%(受験者8,306名・合格者6,375名)です。100点満点中70点以上で合格する絶対評価のため、基準点に達すれば全員合格します。
「B検」「ジョブパス」とは同じ試験ですか?
同じ試験です。正式名称は「ビジネス能力検定(B検)ジョブパス」。1994年度開始の旧「ビジネス能力検定」を2013年度に全面リニューアルした際に「ジョブパス」の呼び名が付きました。
個人でも受験できますか?
できます。ただし2・3級のペーパー方式(7月・12月の全国一斉試験)は学校・企業単位の団体出願のみのため、個人はCBT方式(通年・指定会場)で受験します。申込はインターネット受付で、支払いはクレジットカードまたはコンビニ払いです。
どんな人が受験していますか?
就職を控えた専門学校生・大学生の団体受験が中心で、内定者・新入社員の研修にも使われています。受験資格はなく、どなたでも受験できます。
試験時間と出題形式を教えてください。
3級は試験時間60分・100点満点で、ペーパー方式は全問マークシートの多肢選択式(大問7問構成)、CBT方式も多肢選択式です。ビジネスマナーや報連相の知識に加え、表・グラフの読み取りや職場のやりとりを題材にしたケース型の設問が出ます。電卓は使用できません。

出典

  1. ジョブパス受験状況
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(取得日: 2026-06-10
  2. ジョブパス受験状況(2020年8月4日時点・Wayback Machine保存版=平成28〜令和元年度分)
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)(取得日: 2026-06-10
  3. ジョブパス受験状況(2017年2月27日時点・Wayback Machine保存版=平成25〜28年度分)
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)(取得日: 2026-06-10
  4. ジョブパス受験状況(2013年10月31日時点・Wayback Machine保存版=ジョブパス初回試験の記録)
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)(取得日: 2026-06-10
  5. 2・3級 実施要項
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(取得日: 2026-06-10
  6. 2・3級 実施要項(2024年2月26日時点・Wayback Machine保存版=改定前受験料)
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(Internet Archive保存)(取得日: 2026-06-10
  7. 出題範囲
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(取得日: 2026-06-10
  8. 過去問題と解答(令和7年度後期 3級試験問題)
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(取得日: 2026-06-10
  9. 出願方法
    一般財団法人 職業教育・キャリア教育財団(取得日: 2026-06-10

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