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AZ-104(Microsoft Azure 管理者アソシエイト)の合格率・難易度・受験者数

公開: 2026-06-10更新: 2026-06-102026年6月時点の試験制度(2026年4月17日のスキルアウトライン更新まで)を反映。受験者数・合格率はMicrosoft非公表

AZ-104(Microsoft Azure Administrator)は、Microsoftのクラウド「Azure」を管理・運用するスキルを証明する世界共通のIT認定試験です。合格すると中級(Associate)レベルの認定資格「Microsoft 認定: Azure 管理者アソシエイト」を取得でき、上位のエキスパート認定(Azure Solutions Architect Expert)の前提条件にもなっています。試験は通年実施で、テストセンターまたは自宅からのオンラインで受験でき、受験料は20,300円(日本・税別)。合格基準は1,000点満点中700点以上で、合格率・受験者数は公表されていません。認定の有効期間は1年ですが、無料のオンライン評価に合格すれば毎年更新できます。

実施団体
Microsoft
米Microsoft Corporationのグローバル共通IT認定。試験の配信・運営はピアソンVUE
受験資格
制限なし
誰でも受験可。PowerShell・Azure CLI・Azureポータル・ARMテンプレートまたはBicep・Microsoft Entra IDの使用経験が推奨される
受験料
20,300
日本で受験する場合の試験料(2026年6月時点・税別)。受験する国・地域に基づく価格で、予告なく改定されることがある
試験形式
CBT
全国のテストセンターまたは自宅・職場からのオンライン監督付き試験。試験時間100分・通年実施。英語・日本語など10言語に対応
合格率
非公表
合格基準は1,000点満点中700点以上の絶対評価(スケールドスコア)。Microsoftは合格率・受験者数を公表していない
勉強時間の目安
50〜150時間
編集部目安。Azure管理の実務経験者なら50時間前後、クラウド未経験からは150時間程度を見込みたい中級レベルの試験

AZ-104(Microsoft Azure 管理者アソシエイト)とは

AZ-104は、Microsoftが2018年9月に開始した「ロールベース認定」(職務単位でスキルを証明する認定体系)のうち、Azure管理者という職務に対応する試験です。出題されるのは、仮想ネットワーク・ストレージ・コンピューティング・ID・セキュリティ・ガバナンスといった、組織のAzure環境を実装・管理・監視する実務スキルそのもの。AZ-104の1試験に合格するだけで「Microsoft 認定: Azure 管理者アソシエイト」を取得できます。世界共通の試験で、日本語を含む10言語で提供されています。

Microsoftは認定試験の受験者数・合格者数・合格率を試験別・年度別とも公表していません。合否は1,000点満点中700点以上というスケールドスコア(問題の難易度を調整した得点)の絶対評価で決まり、他の受験者との競争はありません。スコアは原則として試験終了後数分以内に判明し、不合格でも1回目から24時間経過すれば再受験できます(2回目以降は14日間隔・12か月間で最大5回)。

受験はピアソンVUEの全国のテストセンターか、Webカメラ・マイクで監督される自宅・職場からのオンライン試験を選べ、通年いつでも希望日時を予約できます。認定の有効期間は1年ですが、有効期限の6か月前からMicrosoft Learn上で無料のオンライン更新評価(オープンブック・約45分)を受けられ、合格すれば期限が1年延長されます。公式の無料ラーニングパス・練習評価・試験サンドボックスも揃っており、学習リソースのコストを抑えやすい試験です。

試験概要と日程

実施団体Microsoft Corporation(マイクロソフト)(運営: ピアソンVUE(試験の配信・運営))
試験科目Azure ID とガバナンスの管理、ストレージの実装と管理、Azure コンピューティング リソースのデプロイと管理、仮想ネットワークの実装と管理、Azure リソースの監視と管理
合格基準1,000点満点中700点以上(スケールドスコアによる絶対評価)
試験形式CBT(コンピュータ試験)。全国のテストセンターまたは自宅・職場からのオンライン監督付きで受験。試験時間100分で、対話型コンポーネント(実技形式の問題)が含まれることがある。英語・日本語・中国語など10言語で提供
実施回数通年(希望日時を予約して受験)
今後の日程試験日申込期間
テストセンター受験(通年実施)通年(希望日時を予約)ピアソンVUEで通年随時受付
オンライン受験(通年実施)通年(希望日時を予約)ピアソンVUEで通年随時受付

申込はMicrosoft Learnの試験ページからピアソンVUEの予約画面に進みます。登録には個人のMicrosoftアカウント(MSA)の使用が公式に推奨されています(職場・学校アカウントで登録すると、組織を離れたときに試験記録が失われるため)。受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

出題範囲と傾向

出題は5領域に分かれ、配点比率は「Azure IDとガバナンスの管理」と「コンピューティングリソースのデプロイと管理」が各20〜25%で2本柱、「ストレージ」と「仮想ネットワーク」が各15〜20%、「監視と管理」が10〜15%です(2026年4月17日版の学習ガイド)。Microsoft Entra IDによるアクセス管理から仮想マシン・コンテナー・App Serviceのデプロイ、ネットワーク設計、バックアップまで、Azure管理者の業務がまんべんなく問われます。出題は原則として一般提供(GA)済みの機能からで、広く使われているプレビュー機能が含まれることもあります。

形式は択一問題だけではなく、複数の正解パーツを組み合わせる問題や、実際の操作画面を模した対話型コンポーネント(実技形式)が含まれることがあります。複数パートで構成される問題は正解したパーツごとに部分点が入り、誤答による減点はありません。ポータル画面の暗記ではなく、PowerShell・Azure CLI・ARMテンプレート/Bicepを使った操作経験があるかどうかで体感難易度が大きく変わる試験です。

試験内容は技術の進化に合わせて定期的に更新されます(直近は2026年4月17日の小幅改定)。更新はまず英語版に反映され、日本語などのローカライズ版は約8週間後に追従します。受験前にはMicrosoft Learnの学習ガイドで最新のスキルアウトラインを確認し、無料の練習評価(プラクティス評価)と試験サンドボックスで出題形式に慣れておくのが公式推奨の準備手順です。

難易度と勉強時間

合格率は非公表ですが、合格基準は1,000点満点中700点以上の絶対評価で、他の受験者との競争はありません。中級(Associate)レベルとして、Azure管理の実務経験を前提に設計されており、サービス名の丸暗記だけで受かる試験ではありません。問題の多くがシナリオ形式で「この要件を満たす構成はどれか」を問うため、各サービスの使いどころと制約を理解している必要があります。

勉強時間の目安は50〜150時間程度(編集部目安)です。Azureを業務で触っているなら、学習ガイドで知識の穴を埋めて50時間前後、クラウド未経験からならMicrosoft Learnの無料ラーニングパスを一通り進めて100〜150時間を見込むとよいでしょう。無料アカウントやサンドボックスで実際に手を動かすことが最大の対策になります。不合格でも24時間後から再受験できますが(2回目以降は14日間隔・12か月で最大5回)、再受験ごとに受験料がかかる点には注意が必要です。

キャリアでの活かし方

Azureは国内企業や官公庁のクラウド基盤として広く採用されており、AZ-104はインフラエンジニア・社内SE・SIer/クラウドインテグレーターの実務者にとって定番の認定です。クラウド移行や運用保守の案件で「Azure環境を任せられる人材」であることを世界共通の基準で示せるため、転職・配属・案件アサインの場面で評価されやすく、求人票の歓迎要件にもよく登場します。認定が1年更新制であることも「スキルが現行バージョンである」ことの証明として機能します。

認定パスとしては、入門レベルのAZ-900(Azure Fundamentals)から始めて、AZ-104で中級のAzure管理者アソシエイトへ進むのが王道です。さらに上を目指すなら、クラウド設計の最上位資格であるAzure Solutions Architect Expert(試験AZ-305)があり、この認定はAzure管理者アソシエイトの保有が前提条件になっているため、AZ-104はエキスパートへの通過点でもあります。セキュリティ(AZ-500)やネットワーク等の他のアソシエイト認定に横展開して専門性を広げる道もあります。

Azure Fundamentals(AZ-900)Azureの基礎知識を証明する入門レベル認定。受験は任意で、有効期限なし
Azure 管理者アソシエイト(AZ-104)Azure環境の実装・管理・監視スキルを証明する中級認定。AZ-104の1試験で取得(1年ごとに無料更新)
Azure ソリューション アーキテクト エキスパート(AZ-305)クラウド設計を担う最上位(エキスパート)レベル認定。取得にはAzure管理者アソシエイト認定の保有が前提条件

試験制度の主な変遷

  • ロールベース認定体系がスタート(当初はAZ-100+AZ-101の2試験制)

    Microsoftが職務(ロール)単位でスキルを証明する新しい認定体系を開始。Azure管理者アソシエイト認定は当初、AZ-100とAZ-101の2試験に合格することが要件だった。

  • 試験をAZ-103に一本化

    受験者からのフィードバックを受けて認定要件を簡素化し、2019年5月1日からAZ-103: Microsoft Azure Administrator の1試験合格で認定を取得できる体制に変更。AZ-100・AZ-101は同日に廃止された。

  • 後継試験AZ-104がリリース

    2020年4月2日、AZ-103に代わる試験としてAZ-104: Microsoft Azure Administrator(ベータ)がリリースされた。当時から自宅・オフィスで受験できるオンライン監督付き試験に対応していた。

  • AZ-103が廃止されAZ-104に完全移行

    AZ-103は2020年8月31日に廃止され、以降はAZ-104がAzure管理者アソシエイト認定を取得できる唯一の試験となった。

  • 認定の有効期間が1年に(無料オンライン更新制度へ移行)

    2021年6月30日以降に取得したロールベース・専門認定の有効期間が、従来の2年から1年に変更された。同時に、有効期限の6か月前からMicrosoft Learn上の無料オンライン更新評価に合格すれば期限を1年ずつ延長できる年次更新制度が定着した。

  • 出題スキルを更新(2026年4月17日版)

    評価されるスキルのアウトラインを2026年4月17日に更新(仮想マシン・コンテナー関連などの小幅な変更)。英語版が先行して更新され、日本語などのローカライズ版には約8週間後に反映される。

よくある質問

AZ-104の合格率はどのくらいですか?
Microsoftは合格率・受験者数を公表していません。合格基準は1,000点満点中700点以上の絶対評価(スケールドスコア)で、他の受験者との競争はありません。中級(Associate)レベルとしてAzure管理の実務経験を前提に設計された試験で、シナリオ形式の出題が中心のため、無対策で受かる試験ではありません。
受験料はいくらですか?
日本で受験する場合は20,300円(2026年6月時点・税別)です。受験する国・地域に基づく価格が設定されており、予告なく改定されることがあります。不合格後の再受験にも毎回受験料がかかります。
試験はいつ・どこで受けられますか?
通年実施で、ピアソンVUEの全国のテストセンターか、自宅・職場からのオンライン監督付き試験(Webカメラ・マイク必須)を選べます。Microsoft Learnの試験ページから希望日時を予約します。登録には個人のMicrosoftアカウントの使用が公式に推奨されています。
認定に有効期限はありますか?
1年間です。ただし有効期限の6か月前からMicrosoft Learn上で無料のオンライン更新評価(オープンブック・約45分)を受けられ、合格すると期限が1年延長されます。期限内なら何度でも受け直せるため、毎年の更新に費用はかかりません。期限が切れてしまった場合は、AZ-104試験に合格し直す必要があります。
AZ-900(Azure Fundamentals)を先に取るべきですか?
必須ではありません。AZ-900は入門レベルの任意の認定で、AZ-104の前提条件にはなっていません。クラウド未経験ならAZ-900から段階的に進むと学びやすく、Azureの実務経験があるなら直接AZ-104に挑戦するのが一般的です。
日本語で受験できますか?
受験できます。試験は英語・日本語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語・イタリア語の10言語で提供されています。ただし試験内容の更新は英語版が先行し、日本語版への反映は約8週間後です。希望する言語で提供されていない場合は、試験時間の30分延長を申請できます。
不合格になったら再受験できますか?
できます。1回目の不合格後は24時間経過すれば再受験できます。2回目以降は各受験の間に14日間の待機期間があり、最初の受験から12か月間に受験できるのは最大5回です。再受験にも受験料がかかります。

出典

  1. Microsoft 認定資格: Azure 管理者アソシエイト(認定・試験AZ-104ページ。受験料¥20,300の表示を確認)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  2. 試験 AZ-104 の学習ガイド: Microsoft Azure Administrator(2026年4月17日版スキルアウトライン・変更履歴)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  3. 試験のスコア付けとスコア レポート(合格スコア700・スケールドスコアの仕組み)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  4. Microsoft 認定資格の更新(無料オンライン更新評価・6か月の更新期間)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  5. Microsoft 認定資格を更新する - FAQ(1年期限の理由・更新評価の所要約45分・再受験回数無制限)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  6. 試験と応用スキル評価ラボの再受験ポリシー(初回24時間・以降14日間隔・12か月最大5回)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10
  7. Azure 管理者: 試験 AZ-104 でスキルを披露する(2020年4月2日公式ブログ・AZ-104リリースとAZ-103の2020年8月31日廃止の告知)
    Microsoft(Microsoft Learn 公式ブログ)(取得日: 2026-06-10
  8. Simplifying the Certification Path for Microsoft Certified: Azure Administrator Associate(2019年3月20日公式ブログ・2018年9月ロールベース認定開始とAZ-103一本化の告知)
    Microsoft(Microsoft Learn 公式ブログ)(取得日: 2026-06-10
  9. Reminder: Role-based and specialty certifications to be valid for one year(2021年6月30日からの有効期間1年化の告知)
    Microsoft(Microsoft Community Hub・Skills Hub Blog)(取得日: 2026-06-10
  10. Microsoft認定: Azure ソリューション アーキテクト エキスパート(Azure管理者アソシエイトが前提条件であることの確認)
    Microsoft(Microsoft Learn)(取得日: 2026-06-10

本ページは公開・更新日時点の公開情報をもとに作成しています。試験日程・受験料・出題範囲などは変更される場合があるため、受験・申込にあたっては必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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