生成AIパスポートの合格率・難易度・受験者数
生成AIパスポートは、一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が実施する、生成AIを安全に活用するためのリテラシーを測る民間資格試験です。AIの基礎知識から生成AIの最新動向、個人情報・著作権などのリスク対策、プロンプト制作までを四肢択一式60問・60分で問います。試験は完全オンライン(IBT方式)で、約1ヶ月の試験期間内に自宅から受験できます。2023年10月の第1回からおよそ2年半で累計受験者数が9万名を超えた、いま最も勢いのあるAI系資格のひとつです。
合格率の推移
データ出所: 一般社団法人 生成AI活用普及協会「2023年 第1回 生成AIパスポート試験の開催結果を発表」(取得 2026-06-10)。生成AI活用普及協会(GUGA)が各回の開催結果リリースで公表する受験者数・合格者数を年度(当年4月〜翌3月実施分)で合算し、合格率=合格者計÷受験者計で当サイトが算出。試験自体は暦年単位で実施(2025年まで年3回、2026年から年5回)。協会発表の累計受験者数(92,738名・2026年4月時点)は各回リリース値の単純合算とわずかに差があるため、本チャートは各回リリースの公表値のみを合算している。横軸は年度(例: 25 = 2025年度)。
受験者数の推移
データ出所: 一般社団法人 生成AI活用普及協会「2023年 第1回 生成AIパスポート試験の開催結果を発表」(取得 2026-06-10)。実受験者数の年度合計。
直近の試験結果
| 回 | 実施月 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年4月試験 | 2026年4月 | 9,436 | 7,487 | 79.3% |
| 2026年2月試験 | 2026年2月 | 28,415 | 22,401 | 78.8% |
| 2025年10月試験 | 2025年10月 | 26,230 | 20,529 | 78.3% |
| 2025年6月試験 | 2025年6月 | 10,759 | 8,300 | 77.1% |
| 2025年2月試験 | 2025年2月 | 6,590 | 5,104 | 77.5% |
| 2024年 第3回(10月) | 2024年10月 | 3,733 | 2,828 | 75.8% |
生成AIパスポートとは
出題はシラバス5章構成です。第1章「AI(人工知能)」、第2章「生成AI(ジェネレーティブAI)」、第3章「現在の生成AIの動向」、第4章「情報リテラシー・基本理念とAI社会原則」、第5章「テキスト生成AIのプロンプト制作と実例」。生成AIの「活用」だけでなく、情報漏洩・著作権侵害といった「リスクの予防」に重点を置いているのが特徴で、シラバスは生成AIの進化に合わせて改訂が続いています。2026年2月試験からはRAG・AIエージェント、AI新法・AI事業者ガイドラインなどの最新トピックが範囲に加わりました。
2023年5月に設立されたGUGAが同年10月に第1回試験を実施(受験者1,031名)して以来、受験者数は急増を続けています。2025年10月試験で26,230名、2026年2月試験では過去最多の28,415名を記録し、累計受験者数は92,738名・累計有資格者数は72,841名(2026年4月時点・協会発表)に達しました。社員のAIリテラシー教育として企業・団体単位で導入する例も増えています。
受験はオンラインのIBT方式(インターネット経由で自宅等のPCから受験する方式)で、試験会場に行く必要はありません。需要の高まりを受けて2026年からは開催が年3回から年5回(2月・4月・6月・8月・10月)に拡大され、各回とも約1ヶ月の試験期間内の好きなタイミングで受験できます。合否は試験翌月の中旬頃にメールとマイページで通知されます。
試験概要と日程
| 実施団体 | 一般社団法人 生成AI活用普及協会(GUGA) |
|---|---|
| 試験科目 | 第1章 AI(人工知能)、第2章 生成AI(ジェネレーティブAI)、第3章 現在の生成AIの動向、第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則、第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例 |
| 合格基準 | 非公表(協会は合否の基準点・採点の詳細を開示していない) |
| 試験形式 | オンライン(IBT方式)・四肢択一式(一部複数選択を含む)60問・試験時間60分。各回約1ヶ月の試験期間内に自宅等のPCから受験 |
| 実施回数 | 年5回(2月・4月・6月・8月・10月)※2025年までは年3回 |
| 今後の日程 | 試験日 | 申込期間 |
|---|---|---|
| 2026年8月試験 | 2026年8月1日〜8月31日(期間内の任意の日時に受験) | 2026年6月1日 〜 2026年7月31日 |
| 2026年10月試験 | 2026年10月1日〜10月31日(期間内の任意の日時に受験) | 2026年8月1日 〜 2026年9月30日 |
2026年6月試験は6月1日〜30日の日程で開催中です(申込受付は5月31日で終了)。2027年の日程は未発表です(2026年6月時点)。申込・受験の際は必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
出題範囲と出題傾向
出題範囲はシラバス5章構成です。AIと生成AIの基礎理論(第1〜2章)、テキスト・画像・動画生成などの最新動向(第3章)、個人情報・著作権・セキュリティといったリスクと社会ルール(第4章)、プロンプト制作の実践(第5章)と、「しくみの理解→使いこなし→リスク対策」を一気通貫で問う設計になっています。資格名のとおり、生成AIを「安全に」業務利用できるかを重視しており、リスク予防に関する出題が大きな柱です。
試験は四肢択一式(一部複数選択を含む)60問を60分で解く形式です。1問あたり1分とスピード勝負のため、用語の意味を曖昧なまま残さず、即答できるレベルまで仕上げておく必要があります。出題はシラバスの詳細キーワードに沿うため、公式テキストとシラバスのキーワード一覧を軸に学習するのが王道です。
シラバスは生成AIの進化に合わせて改訂が続いており、2026年2月試験からの新シラバスでは、第2章にGPT・Gemini・Claude・Copilotなどの主要モデル・サービス、第3章にRAG(検索拡張生成)・ベクトルデータベース・AIエージェント、第4章にAI新法・AI事業者ガイドラインに関する内容が追加されました。古い版のテキストでは最新の出題範囲をカバーできないため、必ず最新版(公式テキスト第4版)で学習してください。
難易度と勉強時間
合格率は第1回(2023年10月)の73.71%から直近の2026年4月試験の79.35%まで、全9回を通じて73.7〜79.4%と安定しています。受験者数が1,031名から各回2万名超へと急増しても合格率が下がっていないことから、奇をてらった試験ではなく、テキストに沿って対策すれば合格できる「リテラシー確認型」の試験といえます。おおむね4人に3人が合格する水準です。
合格の基準点は非公表で、協会は採点の詳細を開示していません。結果通知メールには全受験者の得点を集計・分析した結果が記載されます。基準が見えない以上、特定の章に山を張らず、シラバス全章をまんべんなく得点できるように準備するのが確実です。
勉強時間の目安は15〜30時間です(編集部目安)。公式テキスト第4版(電子版1,782円・製本版1,980円)を読み込み、問題演習で知識を確認するのが標準的な進め方で、業務で生成AIに触れている人やITの予備知識がある人はより短時間で到達できます。60分60問の時間配分に慣れるため、本番前に時間を計った演習を挟んでおくと安心です。
取得後のキャリアと活かし方
合格者には合格証書と「生成AIパスポート」ロゴが提供され、名刺・履歴書・プロフィールに記載できます。生成AIを業務で使うことが当たり前になる中で、「安全に使えるリテラシーを持っている」ことを客観的に示せる数少ない資格です。
企業側でも、社員のAIリテラシー教育や、生成AI活用を推進できる人材の可視化を目的に団体受験を導入する例が増えており、受験者数の急増はこの法人需要に支えられています。DX・AI活用の旗振り役を担うビジネスパーソンにとって、社内での説得力を補強する材料になります。
資格に有効期限はなく、更新も不要です。シラバス改訂時には希望者向けに任意の「資格更新テスト」(6,600円)が用意されており、最新の知識水準を改めて証明することもできます。ITの基礎全般を押さえる国家試験(ITパスポートなど)や、個人情報保護・プログラミング系の資格と組み合わせると、「AIを使える×守りも分かる」人材像を立体的に示せます。
試験制度の主な変遷
生成AI活用普及協会(GUGA)設立
「生成AIを社会に実装する」をミッションに一般社団法人生成AI活用普及協会が設立(2023年5月10日)
第1回 生成AIパスポート試験を実施
2023年10月6日〜7日の2日間で第1回試験を実施。受験者1,031名・合格者760名・合格率73.71%
年間スケジュール制へ移行(年3回・通年申込)
2024年から2月・6月・10月の年3回開催を定例化し、通年での受験申込受付を開始。2024年6月試験からは試験期間が約1ヶ月間に拡大
シラバス改訂(2025年2月試験から適用)
第2章を中心にシラバスを改訂。協会が改訂内容の一覧を公表
年5回開催に拡大+シラバス大幅改訂
受験者数の増加を受け、2026年から開催回数を年3回→年5回(2月・4月・6月・8月・10月)に拡大(2025年10月発表)。同時に2026年2月試験からシラバスを大幅改訂し、RAG・AIエージェントなどの最新技術、GPT・Gemini・Claudeなどの主要モデル、AI新法・AI事業者ガイドラインに関する内容を追加
よくある質問
- 生成AIパスポートの合格率はどのくらいですか?
- 直近の2026年4月試験で79.35%(受験者9,436名・合格者7,487名)です。2023年の第1回からの全9回でも73.7〜79.4%と安定しており、おおむね4人に3人が合格しています。
- 合格ライン(基準点)は何点ですか?
- 非公表です。協会は合否の基準点や採点の詳細を開示していません。結果通知メールに全受験者の得点を集計・分析した結果が記載されます。基準が公表されていないぶん、特定分野に山を張らずシラバス全章を満遍なく学習するのが確実です。
- 自宅で受験できますか?試験はいつ開催されますか?
- 自宅で受験できます。オンラインのIBT方式で、試験会場は不要です。2026年からは年5回(2月・4月・6月・8月・10月)開催で、各回とも約1ヶ月の試験期間内の好きなタイミングで受験できます。推奨環境はWindows 10/11またはmacOS 11以上、5Mbps以上の安定したインターネット接続です。
- 資格に有効期限はありますか?
- ありません(無期限)。更新手続きも不要です。シラバス改訂時には、最新の知識を改めて証明したい有資格者向けに任意の「資格更新テスト」(6,600円)が実施されます。
- ITパスポートとの違いは何ですか?
- ITパスポートはIPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、ITの基礎知識全般が範囲です。生成AIパスポートはGUGAが実施する民間資格で、生成AIの活用とリスク対策に特化しています。生成AIを業務で安全に使うリテラシーを示したいなら生成AIパスポート、IT全般の基礎力を示したいならITパスポートと、目的で使い分けるのがおすすめです。
出典
- 生成AIパスポート(一般個人向け)特設ページ
- 生成AIパスポート 試験概要
- よくある質問
- 協会概要
- 生成AIパスポート試験シラバス(2026年2月試験より適用)
- 生成AIパスポート試験シラバス改訂内容(2025年2月試験より適用)
- 2023年 第1回 生成AIパスポート試験の開催結果を発表
- 2024年 第1回 生成AIパスポート試験の開催結果を発表
- 「生成AIパスポート」の年間スケジュールを発表し、通年で受験申込を受付開始
- 「2024年 第2回 生成AIパスポート試験」の開催結果を発表
- 「2024年 第3回 生成AIパスポート試験」の開催結果を発表
- 「2025年2月 生成AIパスポート試験」の開催結果を発表
- 生成AIパスポート、各回の受験者数が1万名超を記録。2025年6月試験の開催結果を発表
- 生成AIパスポート、2025年の年間受験者数が約4.4万名超を記録。2025年10月試験の開催結果を発表
- 生成AIパスポート、2026年より試験の開催回数を拡大
- 生成AIパスポート、各回の受験者数が過去最多の28,415名を記録。2026年2月試験の開催結果を発表
- 生成AIパスポート、2026年4月試験の結果を発表
本ページは公開・更新日時点の公開情報をもとに作成しています。試験日程・受験料などは変更される場合があるため、受験・申込にあたっては必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
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