食・フード

食品表示検定 初級の合格率・難易度・受験者数

公開: 2026-06-11更新: 2026-06-11第32回(2025年後期・2025年11月実施)の結果まで反映。第33回(2026年前期)は試験期間中

食品表示検定 初級は、一般社団法人食品表示検定協会が実施する、食品表示の基礎知識を証明する検定試験です。合格者は「初級食品表示診断士」を名乗ることができます。第32回(2025年後期)の合格率は59.0%・受験者3,208名。2010年の第1回から続く検定で、検定全体(初級・中級・上級)の累計出願者数は212,967人(2026年1月現在・協会公表)にのぼります。

実施団体
食品表示検定協会
一般社団法人。JAS協会・日本チェーンストア協会が後援
受験資格
制限なし
学歴・年齢・性別・国籍を問わず誰でも受験可
受験料
5,830
税込。2026年の第33回から改定(旧5,280円)。20名以上の団体は5%割引
試験形式
CBT試験
全国のテストセンターで受験。選択問題75問・90分
合格率
59.0%
第32回(2025年後期)。直近10回は45.7〜69.6%で推移
勉強時間の目安
20〜40時間
編集部目安。認定テキスト1冊の通読+問題演習

合格率の推移

050100%72.9最低 47.763.9%2025年度10111213141516171819202122232425

データ出所: 一般社団法人食品表示検定協会過去実績(2019年8月25日保存版・Wayback Machine)」(取得 2026-06-11)。協会公式「過去実績」ページの初級・前期/後期別の公表値を暦年単位で合算(前期は例年5〜6月・後期は10〜11月実施。初級第1回のみ2010年2月実施)。合格率は合格者計÷受験者計。2010〜2018年分はWayback Machine保存版の同ページから復元し、重複して取れた2019年前期の値が現行ページと一致することを確認済み。横軸は年度(例: 25 = 2025年度)。

受験者数の推移

05,0003,1756,37210111213141516171819202122232425

データ出所: 一般社団法人食品表示検定協会過去実績(2019年8月25日保存版・Wayback Machine)」(取得 2026-06-11)。実受験者数の年度合計。

直近の試験結果

実施月申込者数受験者数合格者数合格率
第27回2023年6月3,1242,9011,76160.7%
第28回2023年11月3,1682,9391,56753.3%
第29回2024年6月3,1892,9251,33845.7%
第30回2024年11月3,4453,1421,78256.7%
第31回2025年6月3,4313,1642,18068.9%
第32回2025年11月3,4663,2081,89359.0%

食品表示検定 初級とは

食品表示検定は初級・中級・上級の3階級制で、初級はその入門級です。スーパーや食品メーカーで製造・販売・営業に携わる人が表示の基本を身につける目的のほか、食品業界への就職活動を控えた学生、食品表示を読み解いて商品を選びたい消費者まで、幅広い層が受験しています。

出題は協会の認定テキスト(現行は『改訂8版 食品表示検定認定テキスト・初級』)に準拠し、生鮮食品・加工食品の表示の見方やルールについて、基礎知識とその応用力が問われます。試験問題に適用される法令は試験ごとに「法令基準日」が定められており、第33回(2026年前期)は2025年10月1日時点で施行されているものが基準です。

試験は2022年6月の第25回からCBT方式(全国47都道府県のテストセンターでパソコン受験)に移行し、前期(5〜6月)・後期(10〜11月)の年2回、それぞれ約3〜4週間の試験期間内で都合のよい日時を選んで受験します。

試験概要と日程

実施団体一般社団法人食品表示検定協会(運営: 株式会社CBTソリューションズ(CBT試験の申込・運営))
試験科目選択問題(CBT)(75問・90分)
合格基準100点満点中70点以上で合格
試験形式CBT方式の選択問題(全75問・90分)。全国47都道府県のテストセンターで受験
実施回数年2回(前期5〜6月・後期10〜11月の各試験期間内で日時を選択)
今後の日程試験日申込期間
第33回2026年5月29日〜6月21日(期間内で日時を選択)2026年4月7日2026年5月19日
第34回2026年10月30日〜11月23日(期間内で日時を選択)2026年9月8日2026年10月21日

申込期間は個人申込のもの。団体申込(10名以上)は別に事前申請期間が設定されます。第33回は試験期間中です(2026年6月11日時点)。

出題範囲と傾向

出題は認定テキスト準拠で、生鮮食品(農産物・畜産物・水産物)と加工食品の表示の見方、原材料名・添加物・アレルゲン・期限表示(消費期限と賞味期限)・保存方法・栄養成分表示といった、食品表示法にもとづく表示ルールの基礎が中心です。初級は「表示を作る側」よりも「表示を正しく読み・売り場で説明できる側」の知識が問われます。

CBT移行(2022年・第25回)にあたって協会は「試験内容・難易度などはこれまでと同様」と告知しており、出題の枠組みは一貫しています。ただし回ごとの合格率のブレは大きく、直近では第29回(2024年前期)の45.7%から第31回(2025年前期)の68.9%まで開きがあります。テキストの改訂版が出るタイミングや法令基準日の更新で問われる内容が変わるため、必ず現行版テキストで対策してください。

難易度と勉強時間

合格基準は100点満点中70点以上の絶対評価です。合格率は長期では概ね50〜70%で推移しており、しっかり対策すれば届く入門級ですが、7割という基準は決して甘くなく、回によっては45%台まで下がることもあります(2016年前期は32.3%まで低下)。

勉強時間の目安は20〜40時間程度(編集部目安)です。認定テキストを一周し、公式の『食品表示検定・初級問題集』(2018年発行)や章末の確認で知識を固めるのが定番です。アレルゲン表示や期限表示など数字・分類の暗記項目は、直前に表へまとめて総点検すると取りこぼしが減ります。

キャリアでの活かし方

合格者は「初級食品表示診断士」として、スーパー・食品メーカー・卸の販売、営業、品質管理部門で表示の基礎がわかる人材であることを示せます。協会公表の受験者データでも食品製造業・小売業の受験者が中心で、企業の団体受験も多い検定です。食品業界を目指す学生の就職活動でも、業界知識への本気度を示す材料になります。

実務で表示を作成・チェックする立場なら、上位級が本命です。中級は開発・品質管理担当者向け(全100問・受験資格なし=初級を飛ばして受験も可)、上級は表示の作成・指導を担うエキスパート向け(中級合格者のみ受験可)という階段になっています。

初級入門級。表示の基礎を学ぶ消費者・販売/営業の初心者向け
中級実務級。開発・品質管理など表示の専門知識が必要な実務者向け(受験資格なし)
上級最上位級。表示の作成・指導を担うエキスパート向け(中級合格者のみ受験可)

試験制度の主な変遷

  • 第1回試験を実施(中級)

    2009年3月に設立された食品表示検定協会が、第1回の中級試験を東京・大阪・札幌・仙台・名古屋・福岡の6都市で実施した。

  • 初級の第1回試験を実施

    初級の第1回試験を東京など7都市で実施。受験者1,591名・合格率75.1%だった。

  • 年2回実施に変更

    初級・中級の実施を年1回から前期(6月)・後期(11月)の年2回に変更。以降、年2回体制が続いている。

  • 前期試験(第21回)を開催見送り

    新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令により、2020年前期の初級・中級試験の開催を見送り。感染対策を講じて同年11月の後期試験から再開した。

  • 第25回からCBT方式に移行

    会場一斉のペーパー方式から、全国47都道府県のテストセンターで受験するCBT方式に移行。試験期間内で受験日時を選べるようになった。CBT移行時点の受験料は税込5,280円(ペーパー方式だった2019年時点は4,900円)。

  • 受験料を改定(5,280円→5,830円)

    第33回(2026年前期)から初級の受験料が税込5,280円から5,830円に改定された(2025年10月時点の受験概要では5,280円)。

よくある質問

食品表示検定 初級の合格率はどのくらいですか?
直近の第32回(2025年後期)は59.0%でした。長期では概ね50〜70%で推移していますが、回によるブレが大きく、直近10回でも45.7%(2024年前期)から69.6%(2020年後期)まで開きがあります。
受験資格はありますか?
ありません。学歴・年齢・性別・国籍を問わず誰でも受験できます。なお中級にも受験資格はないため、実務経験者が初級を飛ばして中級から受験することも可能です(上級のみ中級合格が条件)。
試験はいつ・どこで受けられますか?
年2回、前期(5〜6月)と後期(10〜11月)に実施されます。CBT方式のため、約3〜4週間の試験期間内で全国47都道府県のテストセンターから会場と日時を選んで受験します。第34回(2026年後期)は2026年10月30日〜11月23日、申込は9月8日〜10月21日です。
合格すると何か名乗れますか?
合格者は「初級食品表示診断士」の呼称を使えます。中級合格で「中級食品表示診断士」、上級合格で「上級食品表示診断士」です。
独学で合格できますか?教材は何を使えばいいですか?
独学が標準です。出題は協会の認定テキスト(現行は改訂8版)に準拠しているため、現行版テキストの通読と公式問題集での演習が対策の中心になります。勉強時間の目安は20〜40時間程度です(編集部目安)。

出典

  1. 過去実績
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  2. 過去実績(2019年8月25日保存版・Wayback Machine)
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  3. 受験概要・申込方法(初級)
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  4. 協会情報・沿革
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  5. 受験概要(初級・中級)(2022年7月2日保存版・Wayback Machine)
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  6. 受験概要(初級・中級)(2025年10月1日保存版・Wayback Machine)
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11
  7. 受験要項(2019年8月25日保存版・Wayback Machine)
    一般社団法人食品表示検定協会(取得日: 2026-06-11

本ページは公開・更新日時点の公開情報をもとに作成しています。試験日程・受験料などは変更される場合があるため、受験・申込にあたっては必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

「食品表示検定」は一般社団法人食品表示検定協会の検定試験です。当サイトは同協会とは関係のない独立したメディアです。