米国債 損益分岐点 計算ツール
米国債(ドル建て)を満期まで持ったとき、円ベースで損も得もしないドル円レートを その場で概算します。購入額・年利・年数・購入時レートを入れるだけ。 利息のおかげで「購入時より何円の円高まで耐えられるか」も分かります。
つまり:この米国債は満期に $145,000.00 受け取れる計算なので、 満期のドル円が 103.45円 ちょうどなら円ベースで損も得もなし。 これを上回れば円で利益、下回れば円で損になります。購入時の 150円 から約46.55円の円高までなら、利息のおかげで円ベースでは損になりません。想定した 140円 なら、円受取額は約2,030万円で+530万円(円ベース利回り+35.3%)の見込み。
くわしい計算の内訳(参考)
| 米国債の購入額 | $100,000.00 |
|---|---|
| 満期のドル受取額(購入額 ×(1+4.5%×10年)・単利) | $145,000.00 |
| 投資した円(購入額 × 購入時レート150円) | 15,000,000 円 |
| 損益分岐レート(投資した円 ÷ 満期のドル受取額) | 103.45円/ドル |
| 許容できる円高の幅(購入時レート − 損益分岐レート) | 約46.55円 |
| 想定レート(満期) | 140円/ドル |
| 想定レートでの円受取額 | 20,300,000 円 |
| 想定レートでの円ベース損益 | +5,300,000 円(+35.3%) |
| 損益分岐の意味 | 満期のドル円が103.45円を上回れば円で利益、下回れば円で損 |
満期レート別 円ベース損益の早見(参考)
| 満期のドル円 | 円受取額 | 円ベース損益 | 利回り |
|---|---|---|---|
| 103.4円 | 1,499万3,000円 | −7,000円 | −0.0% |
| 130円 | 1,885万円 | +385万円 | +25.7% |
| 135円 | 1,957万5,000円 | +457万5,000円 | +30.5% |
| 140円 | 2,030万円 | +530万円 | +35.3% |
| 145円 | 2,102万5,000円 | +602万5,000円 | +40.2% |
| 150円 | 2,175万円 | +675万円 | +45.0% |
| 155円 | 2,247万5,000円 | +747万5,000円 | +49.8% |
| 160円 | 2,320万円 | +820万円 | +54.7% |
| 165円 | 2,392万5,000円 | +892万5,000円 | +59.5% |
| 170円 | 2,465万円 | +965万円 | +64.3% |
※ 利息は単利で計算した概算です。為替手数料(スプレッド)・売買手数料・税金(米国債の利子や為替差益への課税)は含みません。 実際の損益は約定レートや手数料・税金で前後します。本ツールは概算であり、特定の金融商品の推奨ではありません。投資は元本割れの可能性があります。
購入時レート別「損益分岐レート」早見表(概算)
年利4.5%・償還まで10年の米国債を例に、購入時のドル円レートを変えたときの損益分岐レートと、 そこまで耐えられる円高の幅をまとめました。利息が積み上がるぶん、損益分岐レートは購入時より円高(低い数字)になります。
| 購入時レート | 損益分岐レート | 許容できる円高の幅 |
|---|---|---|
| 130円/ドル | 89.66円/ドル | 約40.34円 |
| 140円/ドル | 96.55円/ドル | 約43.45円 |
| 150円/ドル | 103.45円/ドル | 約46.55円 |
| 155円/ドル | 106.9円/ドル | 約48.1円 |
| 160円/ドル | 110.34円/ドル | 約49.66円 |
※ 年利4.5%・10年・単利の前提による概算。為替手数料・税金は含みません。年利が高い・年数が長いほど、損益分岐レートは下がります。
損益分岐点の考え方
米国債はドルで買うため、満期に円へ戻すときの損益は「金利でどれだけ増えたか」と 「ドル円がどう動いたか」の両方で決まります。たとえ円高が進んでも、受け取った利息がそれを上回れば、円ベースで損にはなりません。 その分かれ目が損益分岐レートです。
計算式
- 満期のドル受取額 = 購入額 ×(1 + 年利率 × 年数)(単利)
- 投資した円 = 購入額 × 購入時のドル円レート
- 損益分岐レート = 投資した円 ÷ 満期のドル受取額 = 購入時レート ÷(1 + 年利率 × 年数)
具体例
10万ドルを年利4.5%・10年の米国債で、1ドル150円のときに購入した場合。満期のドル受取額は 10万ドル×(1+0.045×10)=14万5,000ドル。投資した円は10万ドル×150円=1,500万円。 損益分岐レートは1,500万円÷14万5,000ドル=約103.4円/ドルです。 つまり満期に1ドル103.4円まで円高が進んでも、円ベースでは損になりません。
注意点
- 手数料・税金で実際は不利寄り:為替スプレッドや売買手数料、利子・為替差益への課税で手取りは減るため、実際の損益分岐はもう少し円安寄り(高め)になります。
- 途中売却は別計算:満期前に売ると、債券価格(金利変動の影響)も損益に乗ってきます。本ツールは満期保有が前提です。
- あくまで概算:利息の再投資(複利)や半年ごとのクーポン受取は考慮しない単利モデルです。
よくある質問
- 米国債の「損益分岐点(ドル円レート)」とは何ですか?
- 米国債をドルで買って満期まで持つと、満期にはドルの元本に利息が積み上がります。そのドルを円に戻すとき、円ベースで損も得もしないドル円レートが損益分岐点です。満期のドル円がこのレートを上回れば円ベースで利益、下回れば損になります。利息のぶんだけ、購入時より円高になっても損益分岐点までは耐えられます。
- どうやって計算していますか?
- 満期のドル受取額=購入額×(1+年利率×年数)を単利で求め、投資した円=購入額×購入時レートを、満期のドル受取額で割って損益分岐レートを出しています。式は「損益分岐レート=購入時レート÷(1+年利率×年数)」です。利息が大きいほど(年利が高い・年数が長いほど)、損益分岐レートは購入時レートより低くなり、円高への耐性が増します。
- 手数料や税金は含まれますか?
- 含まれていません。実際には為替手数料(ドルと円を交換するときのスプレッド)、証券会社の売買手数料、米国債の利子や為替差益にかかる税金などで手取りは目減りします。本ツールはあくまで考え方を確認するための概算で、損益分岐レートは実際にはもう少し円安寄り(高め)になる点に注意してください。
- 単利と複利、どちらで計算していますか?
- 単利で計算しています。米国債は半年ごとに利息(クーポン)が支払われ、その利息をどう運用するかで最終的な金額は変わりますが、本ツールは受け取った利息を再投資しない単利モデルとして、利息を満期にまとめて受け取る前提で概算しています。利息を再投資すれば実際の受取額はこれより増える場合があります。
出典・計算の根拠
- 損益分岐レート=購入時レート÷(1+年利率×年数)。外貨建て債券の円換算損益の定義(投資した円=円換算で回収できる金額となる為替レート)より導出。
- 利息は単利モデル(受取利息を再投資しない前提)。参考:calculator.jp「米国債 損益分岐点 計算」も同じ単利の考え方。
- 為替差益・利子の課税:国税庁「外貨建取引・外国債券の利子等の課税関係」(実際の税負担は保有形態・口座区分で異なる)。
本ツールは為替手数料・売買手数料・税金を含まない概算です。実際の損益は約定レートや費用・税金で前後します。 特定の金融商品の推奨ではなく、投資判断はご自身でリスクを確認のうえ行ってください。