国民年金 付加保険料 計算ツール
国民年金の第1号被保険者が月400円を上乗せして納める「付加保険料」。 何年納めると将来の年金がいくら増えるのか、付加年金の年額と受給開始から元が取れるまでの年数、長く受け取った場合の損得まで、その場で試算できます。
つまり:毎月 400 円の付加保険料を30年(360か月)納めると、納める総額は 144,000円。 その見返りに、65歳から毎年 72,000円(月およそ6,000円)が一生涯もらえます。受け取り始めて約2年で納めた分を取り戻せるので、長生きするほど得になる仕組みです。 仮に20年受け取ると累計 1,440,000円となり、 納付分を差し引いて 約1,296,000円のプラスです。
くわしい計算の内訳(参考)
| 付加保険料(月額)(国民年金に上乗せして納める額・一律) | 400 円 |
|---|---|
| 納付月数(付加保険料を納めるか月数) | 360 か月(30年) |
| 納付総額 | 144,000 円 |
| 付加年金の年額(200円 × 納付月数) | 72,000 円/年 |
| 付加年金の月額(概算)(年額÷12のおおよその目安) | 6,000 円/月 |
| 元が取れるまでの年数(納付総額 ÷ 付加年金の年額) | 2年 |
| 20年受け取った場合の差引 | +1,296,000 円 |
| 受給累計(20年分)(付加年金の年額 × 受け取り年数) | 1,440,000 円 |
※ 付加年金の年額は 200円 × 納付月数、月額は一律 400円という制度の定義どおりの計算です(概算ではありません)。 ただし付加年金は物価スライド(増減)の対象外で、納めた額がそのまま増えるわけではない点、 受給開始は原則65歳である点に注意してください。国民年金基金に加入している人は付加保険料を納められません。 実際の加入可否・手続きはお住まいの市区町村の窓口、または日本年金機構でご確認ください。
納付年数別「付加年金がいくら増えるか」早見表
月400円の付加保険料を納めた年数ごとに、納付総額と、将来一生涯もらえる付加年金の年額をまとめました。 どの年数でも、受給開始から約2年で納めた分を取り戻せます。
| 納付期間 | 納付総額(400円×月数) | 付加年金の年額(200円×月数) |
|---|---|---|
| 10年(120か月) | 48,000 円 | 24,000 円/年 |
| 15年(180か月) | 72,000 円 | 36,000 円/年 |
| 20年(240か月) | 96,000 円 | 48,000 円/年 |
| 25年(300か月) | 120,000 円 | 60,000 円/年 |
| 30年(360か月) | 144,000 円 | 72,000 円/年 |
| 40年(480か月) | 192,000 円 | 96,000 円/年 |
※ 付加年金は制度上の定額計算です。物価スライドの対象外のため、上の金額は将来も増減しません。
付加保険料・付加年金の仕組み
付加保険料は、国民年金の保険料に月400円を上乗せして納める制度です。 納めると、65歳から受け取る老齢基礎年金に「付加年金」が上乗せされ、その分だけ毎年の年金が増えます。
いくら増える?(計算式)
- 納付総額= 400円 × 納めた月数
- 付加年金(年額)= 200円 × 納めた月数(65歳から一生涯)
- 元が取れる年数= 納付総額 ÷ 年額 = 400 ÷ 200 = 約2年(納付期間によらず一定)
対象になる人・ならない人
- 対象:国民年金の第1号被保険者(自営業・フリーランス・学生・無職など)と、60歳以上の任意加入被保険者。
- 対象外:会社員・公務員などの第2号被保険者、その扶養に入る第3号被保険者、国民年金基金の加入者(付加保険料か国民年金基金のどちらか一方)。
知っておきたい注意点
- 定額で増えない:付加年金は物価・賃金スライドの対象外で、納めた額に応じた定額のままです。
- 受給は原則65歳から:繰上げ・繰下げをすると本体の年金と同じ率で増減します。
- 申込みが必要:お住まいの市区町村の窓口で申し込んだ月から納付が始まります。
よくある質問
- 付加保険料とは何ですか?
- 国民年金の第1号被保険者(自営業・フリーランス・学生・無職の方など)や任意加入被保険者が、通常の国民年金保険料に上乗せして納められる保険料です。月額は一律400円。納めると、将来受け取る老齢基礎年金に「付加年金」が上乗せされます。会社員・公務員などの第2号被保険者や、その扶養に入っている第3号被保険者は対象外です。
- 付加年金はいくら増えますか?
- 付加年金の年額は「200円 × 付加保険料を納めた月数」で決まります。たとえば30年(360か月)納めると、200円×360=年7万2,000円が一生涯、老齢基礎年金に上乗せされます。納付総額は400円×360=14万4,000円なので、受給開始からおよそ2年で元が取れる計算です。
- なぜ2年で元が取れるのですか?
- 納付総額は「400円×月数」、付加年金の年額は「200円×月数」です。割り算すると月数が消えて、納付総額÷年額=400÷200=2年となり、納めた期間にかかわらず受給開始から約2年で元が取れます。それ以降は受け取るほど得になり、長生きするほど有利な制度です。
- 注意点はありますか?
- 付加年金は物価や賃金の変動に応じて増減する「スライド」の対象外で、納めた額に応じた定額のままです。また、国民年金基金に加入している方は付加保険料を納められません(どちらか一方)。受給開始は原則65歳です。実際の加入可否や手続きは、お住まいの市区町村の窓口または日本年金機構でご確認ください。
出典・計算の根拠
- 日本年金機構「付加年金」(付加保険料 月400円・付加年金の年額=200円×納付月数)。
- 国民年金法 第43条〜第45条(付加年金の支給・額)、国民年金法施行令(付加保険料の額)。
- 日本年金機構「国民年金保険料の付加保険料」(対象者・国民年金基金との併用不可・申込手続き)。
※ 付加年金の年額・月額は制度の定義どおりの計算(概算ではありません)ですが、繰上げ・繰下げ受給や 将来の制度改正により実際の受取額は変わり得ます。最新の取り扱いは日本年金機構・市区町村窓口でご確認ください。