ROE(自己資本利益率)計算ツール
当期純利益と自己資本を入れるだけで、ROE(自己資本利益率)をその場で計算。 株主が出したお金をどれだけ効率よく利益に変えられているかが一目で分かります。8%・10%といった水準のめやすつき。
つまり:株主が出したお金(自己資本50億円)を使って、1年で10%のもうけ(純利益5億円)を生んだ、ということです。10%を超えると、資本を上手に使えている水準とされます。数字が大きいほど効率は良いですが、借入を増やして自己資本を小さくしてもROEは上がるため、借入の多さと一緒に見るのが大切です。
くわしい計算の内訳(参考)
| 当期純利益 | 5億円(500,000,000 円) |
|---|---|
| 自己資本 | 50億円(5,000,000,000 円) |
| 計算式(純利益 ÷ 自己資本 × 100) | 500,000,000 ÷ 5,000,000,000 × 100 |
| ROE(自己資本利益率) | 10% |
| 水準のめやす | 高い(10〜15%) |
※ ROEは収益性の一指標にすぎません。借入(他人資本)を増やして自己資本を圧縮しても数値は上がるため、 自己資本比率や財務レバレッジ、ROA(総資産利益率)と併せて評価してください。自己資本は期首・期末の平均を使う流儀もあり、 会社・出典によって数値が変わります。本ツールは概算であり、特定企業の評価や投資判断を保証するものではありません。
自己資本50億円のときの「純利益とROE」早見表
自己資本を50億円に固定した場合に、当期純利益がいくらだとROEが何%になるかの目安です。 純利益が自己資本の何割かが、そのままROE(%)になります。
| 当期純利益 | ROE(純利益÷50億円) | 水準のめやす |
|---|---|---|
| 1億円 | 2% | やや低め(8%未満) |
| 2.5億円 | 5% | やや低め(8%未満) |
| 4億円 | 8% | 目安水準(8〜10%) |
| 5億円 | 10% | 高い(10〜15%) |
| 7.5億円 | 15% | 非常に高い(15%以上) |
| 10億円 | 20% | 非常に高い(15%以上) |
※ 概算。自己資本は期首・期末の平均を使う流儀もあり、出典によって数値が変わります。手数料・税金などは考慮していません。
そもそも「ROE」とは?
ROE(自己資本利益率・Return on Equity)は、株主が出したお金(自己資本)を使って、どれだけ純利益を生み出したかを示す代表的な収益性の指標です。 計算式はシンプルで、
ROE(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
たとえば自己資本100億円の会社が1年間に10億円の純利益を出したなら、10 ÷ 100 × 100 = 10%。 「株主の100円が、1年で10円の利益を生んだ」というイメージです。
自己資本(じこしほん)とは
自己資本は、株主が出資したお金と、これまでの利益の積み上げ(内部留保)などからなる、純資産のうち株主に帰属する部分です。 貸借対照表(バランスシート)の「純資産の部」のうち、株主資本+その他の包括利益累計額などを指します。借入金(他人資本)は含みません。
水準のめやす
- 8%:経済産業省「伊藤レポート」が示した一つの目安。日本企業で広く意識されています。
- 10%以上:資本を上手に使えている優良な水準とされることが多いです。
- 15%以上:資本効率が非常に高い水準。ただし借入の多さも併せて確認が必要です。
使うときの注意
- 借入で水増しできる:自己資本を小さくするだけでROEは上がります。自己資本比率・財務レバレッジと一緒に見ましょう。
- ROAも見る:借入も含めた総資産でどれだけ稼いだかを示すROA(総資産利益率)と並べると、実力がより正確に分かります。
- 単年だけで判断しない:特別利益・特別損失で純利益は大きくぶれます。数年の推移や業界平均と比べるのがおすすめです。
よくある質問
- ROE(自己資本利益率)とは何ですか?
- ROE(Return on Equity)は、株主が出したお金(自己資本)を使って1年間にどれだけ純利益を生み出したかを示す収益性指標です。計算式は「当期純利益 ÷ 自己資本 × 100」で、単位は%。たとえば自己資本100億円で純利益10億円なら、ROEは10%になります。数字が大きいほど、株主のお金を効率よく利益に変えられていると見なされます。
- ROEは何%くらいあれば良いのですか?
- 業種や時期によりますが、日本では経済産業省の「伊藤レポート」が8%を一つの目安として示し、広く意識されています。一般に10%を超えると優良、15%以上だと資本効率が非常に高いとされることが多いです。ただし業界平均との比較や、過去からの推移で見ることが大切で、絶対的な合格ラインがあるわけではありません。
- ROEが高ければ高いほど良い会社ですか?
- 必ずしもそうとは限りません。ROEは「純利益 ÷ 自己資本」なので、借入(他人資本)を増やして自己資本を小さくするだけでも数値が上がります。借入が多い会社は不況時に弱くなるリスクもあるため、自己資本比率や財務レバレッジ、ROA(総資産利益率)と一緒に見て、健全さとのバランスで判断する必要があります。
- ROEとROAは何が違いますか?
- ROE(自己資本利益率)は分母が自己資本、ROA(総資産利益率)は分母が総資産(自己資本+負債)です。ROAは借入も含めた全資産でどれだけ稼いだかを見るため、借入の影響を受けにくい指標です。ROEが高くてもROAが低い場合は、借入をテコにROEを押し上げている可能性があります。両方を見ると会社の実力がより正確につかめます。
出典・計算の根拠
- ROEの定義式:自己資本利益率(%)= 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100。財務分析・会計の標準的な定義に基づく。
- 8%の目安:経済産業省「『持続的成長への競争力とインセンティブ ~企業と投資家の望ましい関係構築~』プロジェクト(伊藤レポート)」最終報告書(2014年)。
- 参考:calculator.jp「ROE(自己資本利益率)の計算」(計算式=純利益 ÷ 自己資本)。
本ツールの数値は概算です。自己資本を期首・期末の平均で取るか期末値で取るかなど、計算方法の違いで結果は変わります。 特定企業の評価や投資判断を保証するものではありません。