年金の繰上げ・繰下げ 損益分岐シミュレーター

年金を65歳より早く(繰上げ)・遅く(繰下げ)受け取ると、毎月の年金が一生いくら増減するか、 そして65歳受給と累計で逆転する「損益分岐年齢」をその場で概算。 「何歳まで生きれば得か」をサッと確認できます。

公開: 2026-06-27/更新: 2026-06-27・運営: The転職

70歳から受け取る場合の年金(年額・概算)1,420,00065歳基準から +42%(月あたり 約118,333円)

つまり:受け取りを70歳まで遅らせると、年金は一生 +42%増えて年額 1,420,000(65歳より年420,000円多い)になります。 ただし65歳から受け取った人の累計に追いつくのは 81.9。 これより長生きするほど、遅らせた方が累計で得になります。

くわしい計算の内訳(参考)

65歳から受け取る場合の年額1,000,000
 ずらす月数(65歳を基準とした前後の月数)60 か月
 増減率(繰上げ −0.4%/月・繰下げ +0.7%/月)+42%
70歳から受け取る場合の年額1,420,000
月額の目安(年額÷12の概算)118,333
損益分岐の年齢(65歳受給との累計が逆転する年齢)約 81.9 歳

※ 税金(年金にかかる所得税・住民税)・社会保険料・物価や賃金によるスライド改定・ 在職老齢年金による支給停止などは考慮しない概算です。損益分岐は「長生きすれば得/早く亡くなれば損」 という金額面の単純比較で、実際の損得は健康状態や働き方によって変わります。 正確な見込み額は日本年金機構「ねんきんネット」や年金事務所でご確認ください。

受給開始年齢別の増減率・損益分岐の早見表(概算)

受け取りを始める年齢ごとの年金の増減率と、65歳から受け取った場合と累計が逆転する年齢の目安です。 損益分岐年齢は年金額の大小に関係なくほぼ同じになります(税・社会保険料は考慮しない概算)。

受け取り開始増減率損益分岐の年齢
60(繰上げ)-24%約 80.8 歳
62(繰上げ)-14.4%約 82.8 歳
64(繰上げ)-4.8%約 84.8 歳
66(繰下げ)8.4%約 77.9 歳
68(繰下げ)25.2%約 79.9 歳
70(繰下げ)42%約 81.9 歳
72(繰下げ)58.8%約 83.9 歳
75(繰下げ)84%約 86.9 歳

※ 概算。繰下げは「この年齢より長生きすると得」、繰上げは「この年齢より長生きすると損」の目安です。 年金にかかる税・社会保険料・スライド改定・在職老齢年金による支給停止は反映していません。

そもそも年金の繰上げ・繰下げとは?

老齢年金(老齢基礎年金・老齢厚生年金)は、原則として65歳から受け取ります。 ただし本人の希望で、受け取りを早める「繰上げ」と、遅らせる「繰下げ」を選べます。 早めるほど毎月の年金は減り、遅らせるほど増えます。そして一度決めた増減率は一生変わりません

繰上げ(60〜64歳から受け取る)

繰下げ(66〜75歳から受け取る)

損益分岐の考え方

繰下げると毎月は増えますが、その分「もらい始めが遅い」というハンデがあります。 65歳から受け取った人の累計に追いつく年齢が損益分岐年齢で、繰下げの場合はそこから先が「得」になります。 逆に繰上げは早くもらえる分、長生きすると65歳受給に累計で追い抜かれます。 目安として、70歳まで繰下げ(+42%)なら約81〜82歳75歳まで繰下げ(+84%)なら約86〜87歳が逆転ラインです。

よくある質問

年金の繰上げ・繰下げとは何ですか?
老齢年金は原則65歳から受け取りますが、希望すれば60〜64歳に早める「繰上げ」、66〜75歳に遅らせる「繰下げ」ができます。繰上げると毎月の年金は1か月あたり0.4%ずつ減り(最大60歳で−24%)、繰下げると1か月あたり0.7%ずつ増えます(最大75歳で+84%)。一度決めた増減率は一生変わりません。
損益分岐年齢とは何ですか?
65歳から受け取った場合の「もらった年金の合計(累計)」と、選んだ年齢から受け取った場合の累計が一致する年齢のことです。繰下げの場合はこの年齢より長生きすると遅らせた方が累計で得になり、繰上げの場合はこの年齢より長生きすると早めたことでかえって累計が少なくなります。本ツールはこの逆転年齢を概算します。
70歳まで繰り下げると何歳まで生きれば得ですか?
70歳まで繰り下げると年金は+42%増えます。65歳受給との損益分岐はおおよそ81〜82歳で、これより長生きすれば繰下げた方が累計で得になる計算です(税・社会保険料を考慮しない概算)。実際は年金にかかる税・社会保険料が増える点や、繰下げ待機中は年金を受け取れない点も踏まえて判断してください。
このシミュレーターの金額はどこまで正確ですか?
増減率(繰上げ−0.4%/月・繰下げ+0.7%/月)に基づく金額面だけの概算です。年金にかかる所得税・住民税・社会保険料、物価や賃金によるスライド改定、働きながら受け取る場合の在職老齢年金による支給停止などは含みません。正確な見込み額は日本年金機構「ねんきんネット」や年金事務所でご確認ください。

出典・計算の根拠

増減率は2022年4月以降に60歳になる方(繰上げは昭和37年4月2日以降生まれ、繰下げ75歳は昭和27年4月2日以降生まれ)の新ルールに基づきます。 これより前に生まれた方は繰上げ−0.5%/月・繰下げ上限70歳など条件が異なります。 税・社会保険料・スライド改定・在職老齢年金による支給停止を考慮しない概算のため、 実際の損得は健康状態や働き方で変わります。正確な金額は日本年金機構や年金事務所でご確認ください。

関連ページ